株式会社Momo(本社:日本、神戸市、代表取締役:大津 真人、以下「Momo」)は、建設現場における作業員の安全をさらに強化するため、新たに後付け型のヘルメットセンシングシステム「ヘルメットPalette」をリリースいたしました。
このシステムは、既存のバイタルPaletteと連携し、体温、血圧、心拍数、血糖値、血中酸素飽和度(SPO2)のバイタルデータに加え、転倒・転落のリスクをリアルタイムで検知することが可能になります。
「ヘルメットPalette」の主な特徴
・転倒・転落のリアルタイム検知:
「ヘルメットPalette」は、ヘルメットに後付けできる筐体内部に加速度センサを実装しており、作業員の転倒や転落を即座に検知します(転倒・転落の発生に加えて、かかった最大加速度・無重力状態になった時間も送信されます)。
異常が発生した場合には、クラウドシステム上での表示に加えて、事前に登録したメールアドレスにメールを送信し、迅速な対応をサポートします。
・バイタルデータの取得:
「ヘルメットPalette」は、作業員のバイタルデータ(体温、血圧、心拍数、血糖値、血中酸素飽和度(SPO2))と合わせて転倒・転落情報を一元管理します。これにより、作業員が熱中症や体調不良でt転倒したというような健康状態の管理・可視化と安全状況の包括的把握が可能になります。
・通常運用100m以上(最長1km)無線通信可能な長距離通信(LPWA)を採用:
データはヘルメットにバンドで固定できるユニットからLPWA通信により受信機に送信されます。
そのため、設置したLPWA受信機まで見通しが確保できている環境では広範囲で活用できます。
・既存ヘルメットへの簡単な取り付け:
本デバイスは、既存のヘルメットに簡単に後付け可能な設計となっており、特別なヘルメットの導入特別な機器を必要とせず、迅速に導入することができます。
(ヘルメット内側部分にボタンでパチンと装着・ヘルメットの縁にパチンと挟み込み筐体を設置するだけですので装着も簡単です。また、重量は各100g,350gと軽量です)
・データの蓄積と安全管理:
転倒・転落の発生データは、バイタルデータと同様にクラウド上に蓄積され、分析することで作業現場の安全性向上に役立てることができます。これにより、リスクの高いエリアや作業パターンの特定が可能となり、予防策の強化に活用できます。
背景と社会的意義
建設業界において、転倒・転落事故は重大な労働災害の一つであり、特に高所作業が多い現場では、そのリスクが常に存在しています。
こうしたリスクを軽減し、作業員の安全を確保することは、企業の社会的責任の一環であり、社会全体の安全性を向上させるための重要な取り組みです。
また、近年の温暖化により建設現場の過酷化・熱中症の発生が深刻な問題となっています。
Momoは、このたび発表する「ヘルメットPalette」により、作業員の安全管理をさらに強化し、バイタルデータのモニタリングと合わせて、総合的なリスク管理ソリューションを提供いたします。
これにより、企業は労働災害のリスクを大幅に軽減し、より安全な作業環境の提供を実現します。
詳細については以下よりお問い合わせください。
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